幻の沖縄在来豚

アグー種を使用したことの

証明書です。

琉球在来種　あぐーとは？

今から約600年前に中国から渡ってきたと言われている豚です。アグーは非常に小型で、たれた耳に長い鼻、全身真っ黒な剛毛な毛質で、如何にも原種に近い容貌をした豚です。 沖縄の豚肉文化の基礎を築いたのは、琉球王朝時代、首里政府から「牛馬は食べてはならぬ」とおふれが出たためだと言われています。「泣き声以外は全て食べる」という沖縄の豚肉文化です。

なぜ　【幻】　なのか？

戦争と感染症等により戦後一気に数が激減し、1980年ごろには、わずか18頭に。一般的な豚に比べて繁殖率が低く、発育も遅く、飼育に時間がかかり、飼育コストが数倍かかりました。 戦後の沖縄を救おうとハワイの県人会が白豚(最も一般的な養豚用豚）を沖縄に送り、アグーではなくこの白豚を飼育なるようになったと言われています。 しかし、「このままでは沖縄の大事な種がなくなってしまう」と、当時の名護博物館の館長、島袋正敏さんがアグー復活へと取り組みを始めました。長い年月をかけついに原種のアグーにほぼ近い味、品質を持つ琉球在来豚アグーが誕生しました。そのアグー肉を分析してみると、 　・コレステロールが外来種の1/4以下 　・ビタミンＢ１（アミノ酸）が豊富 　・旨味成分（グルタミン酸）が2.5倍 　・肉がやわらかい 　・臭みがない 　・香ばしい 　（琉球大学農学部　肉質分析による） などの素晴らしい分析結果が出たとされています。希少価値が高く、品質の高い琉球在来豚アグーはまさに幻の豚です。